1. 森厳寺 2, 代沢八幡神社 3. 阿川家の赤門 4, 円乗院 5, 代田八幡神社 5. 下北沢商店街
1.森厳寺
江戸時代に徳川家康の次男である結城秀康公の位牌所として、建てられたお寺です。
一歩境内に足を踏み入れると、そこは俗世界から解放されたかのような静寂な空間が訪れた人を包み込むように向かい入れてくれます。
樹齢400年と言われている2本の銀杏の木は、観るものを圧倒します。とくに秋の銀杏は、その葉が染まりはじめる頃から、散り落ちる姿、地面が黄色の絨毯に染まる風景は、一見の価値があります。
2.代沢八幡神社
吉良家により建てられ、地域住民の守護神として、信仰を集めています。境内には能舞台があります。
初詣には多くの人が参拝に訪れ、一年の幸せを心静に祈願しています。
秋の例大祭は30台もの神輿が繰り出します。境内とその周辺は露天のお店と見物する人々でごった返し異様な状態になります。とくにそれぞれの神輿が神殿をめざし、境内の階段を駆け上がる勇姿は圧巻で、つめかけた見物人もついつい興奮の渦に引き込まれます。
3.阿川家の赤門
江戸時代に、この地域の名主だった阿川家のお屋敷がここに建っていました。
当時の建造物では、この門だけが、途中修復されながらも現在まで残っています。
門に塗られている朱色は、戦前の修復工事に伴い、劣化を防ぐために塗られたそうです。
周りの木々が四季折々、その表情を変化させるのに伴い、この赤門もまた優雅にその容姿を変化させ、その存在感を誇示しています。
4.円乗院
整備された長い石畳の参道が、奥まったところにある代永山円乗院に導いてくれます。石段を数段上がり、境内に足を踏み入れると、異様な姿の枯れ木が目にとまります。
この木(コウヤマキ・高野槙)は、第二次大戦の戦火で焼かれたそうです。戦争の悲惨さを後世に伝えるために、保存しているそうです。
また、境内にはいろいろな品種の睡蓮が植えられている鉢が数多くおかれています。夏には見事な花を咲かせます。
5.代田八幡神社
派手さを一切省いた素朴な神社で、時間の観念を排除するかのような、静寂な空間がここにはあります。
神殿を守る一対の狛犬は、神の僕として悠然と鎮座し、参拝者を静かに見つめています。
境内には2本の大銀杏の木があり、しめ縄で結ばれて、厳かな雰囲気が漂っています。そっと手を添えると木の鼓動が伝わってきそう。
秋の大例祭の時は、みこしが繰り出し、露店も出店、人、人、人で大混雑し、その様相は一変します。
6.下北沢商店街
小田急線と井の頭線が交差する下北沢駅周辺の商店街は、若者の町として、多くの人に知られています。
細い路地が迷路のように入り組み、小さな商店がところせましとひしめき合っています。
最新のファッションや格安グルメをはじめ、演劇、音楽等の最新情報の発信地としても多くの芸術家が集まってきます。
現在、駅周辺の開発計画があり、この景観がいつまで維持されるかは、今後の行政と地域住民との話し合いにかかっています。